『ティファニーで朝食を』村上春樹訳を読みました。

『ティファニーで朝食を』といえば、オードリー・ヘップバーン主演の映画ですが、見たい見たいと思いながらも、まだ見てません。原作と映画では話がかなり違うそうなのですが、先に映画を見ると、映画の俳優のイメージがついてしまうので、原作を先に読めてよかったかも・・・。

 

 職場の人が、この本が好きだと話していたので、読んでみました。

はじめは、読みにくいと感じ（アメリカ的言い回しがよく理解できない・・というかなじみがないからつかめない・・・・）挫折しそうでしたが、途中から一気に読めました。

心に残った文

P93「野生の生き物にいったん心をそそいだら、あなたは空を見上げて人生を送ることになる」

P94「空を見上げている方が空の上で暮らすよりずっといいのよ。空なんてただからっぽで、だだっ広いだけ。そこは雷鳴がとどろき、ものごとが消え失せて行く場所なの。」

P136「何かを捨てちまってから、それが自分にとってなくてはならないものだとわかるんだ。」

　　　　　　　　　　　　　

　　　ティファニーで朝食を　トルーマン・カポーティ (著), 村上春樹 (翻訳) 　2008年　新潮社　出版

 

他、寓話的な短編が何本か収録されてました。なんとなく、昔のこっこの歌を彷彿としました。